クリーンな地球、
安全な環境を次の世代へ…
昨今、夏季は猛暑に豪雨水害、冬季は以上低温に豪雪等異常気象と呼ばれる気象現象が世界各地で多発しています。これは、化石燃料の使用量に比例して増加する、二酸化炭素特有の温室効果が引き起こす地球の温暖化と密接な因果関係があると、多数の気象関係の学者が警告しています。中国大陸から飛来する、呼吸器障害の原因となるPM2.5(微小粒子状物質)も年々深刻な問題になっています。
宮本理研工業は、前回の東京オリンピック(1964年)が開催された時代から水質測定機器の開発に取り組んでおり、特に分析前処理用蒸留装置は、全国の多数の上下水道水質試験所でご採用賜り、機器の信頼性は高く評価されております。水質関連機器にとどまらず、ダイオキシン等大気分析機器、更には土壌分析用機器の開発も手がけ、東日本大震災で被災した福島第一原子力発電所の土壌の放射能汚染問題でも弊社の機器が周辺地域の土壌分析の一助に貢献しております。
また、このたび、蒸留装置用加熱ヒーターに画期的な新製品(シーズヒーター方式)を開発、安全性が一段と向上しました。環境問題は重要な社会問題で、私たち人類にとってかけがえのない地球をきれいな状態でそのまま次の世代に譲り渡す事は、我々現役世代に課せられた大切な義務です。弊社では、上記の企業理念のもと、環境問題の改善のお役に立てるように各種分析機器の開発と品質向上に更に研鑽を重ねて参ります。
また、医薬品分野においても、品質管理に不可欠な融点測定器を日本薬局方(JP)に国内唯一、準拠するものとして製品化に成功しました。溶出試験器・崩壊試験器等も合わせて多数の医薬品企業への納入実績を有しています。
弊社は、原材料や部品の一つ一つに至るまで吟味選択し、厳重な品質管理を経てはじめてお客様のお手許にお届する事をポリシーとしています。今後とも、従来に増してご愛顧賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。